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変化の激しい時代を生き抜く、自律型組織の作り方とリーダーの役割

10月6日
読了時間: 4分

なぜ「指示待ち」の組織になってしまうのか?

「社長や幹部が指示を出さないと、現場が動かない」

「想定外のトラブルが起きると、対応が後手に回ってしまう」


ここ数年、多くの企業が感染症の流行、物価や人件費の上昇、人手不足と、これまで経験したことのない変化に直面してきました。


当社も、ホテル・宿泊、物流、ヘルス&ビューティなど、様々な業界の企業様をご支援してきましたが、その中で強く感じたのは、変化への対応力の差は、トップの判断力だけでなく、現場の自律性によって大きく開くということです。


トップダウンの指示待ち組織では、判断がトップに集中し、対応が遅れます。現場の一人ひとりが自ら考え、行動できる「自律型組織」をつくることが、企業の存続と成長には不可欠です。


指示待ちの社員が多いと、つい社員の意識や姿勢に原因を求めがちです。しかし実態を紐解くと、多くの場合、組織の側に要因があります。

① 判断の基準が共有されていない

現場が自分で判断できないのは、何を基準に判断すればよいのかが分からないからです。会社として何を大切にするのか、どこまでは現場で決めてよいのか。この前提が浸透していなければ、慎重な人ほど上司の指示を待つようになります。

② リーダーが「答え」を出しすぎている

部下から相談を受けたとき、すぐに答えを出してしまうリーダーは多いものです。一見、頼りになるリーダーですが、それが続くと部下は自分で考えるよりも、聞いた方が早いと学習します。リーダーの面倒見の良さが、結果として指示待ちを生んでいるケースは少なくありません。

③ 失敗が許されない雰囲気

自分で判断して失敗したときに強く叱責される組織では、誰も自分で判断しようとはしません。自律を求めながら、失敗には厳しいという矛盾が、現場の主体性を奪っています。


自律型組織をつくるリーダーの役割


役割1:判断の拠り所となる「前提」を浸透させる

自律型組織とは、全員が好き勝手に動く組織ではありません。共通の目的と判断基準があるからこそ、一人ひとりが安心して判断できます。顧客への価値、安全、品質、収益性など、事業として大切にすることを言葉にし、平時から繰り返し伝え続けることがリーダーの役割です。問題が起きてから説き伏せようとしても、なかなか浸透しません。


役割2:「教える」と「引き出す」を使い分ける

経験の浅いメンバーには、ティーチング(教える)が必要です。一方で、一定の経験を積んだメンバーには、コーチング(引き出す)が有効です。「あなたならどうする?」「そう考えた理由は?」と問いかけ、本人が考えて答えを出す機会をつくります。リーダーが答えを出すのを少し我慢するだけで、部下の思考は大きく変わります。


役割3:任せる範囲を明確にし、段階的に広げる

いきなりすべてを任せるのではなく、「この範囲は自分で判断して良い」という権限を明確に示し、成果に応じて段階的に広げていきます。範囲が明確であれば、部下は安心して判断でき、リーダーも安心して任せられます。


役割4:挑戦を称え、振り返りの場をつくる

自分で考えて行動したことは、結果に関わらずまず認めます。そのうえで、何がうまくいき、何を改善すべきかを一緒に振り返る。この繰り返しが、自ら考えて動く組織の土台になります。褒めることは甘やかすことではありません。


トラブル対応にこそ、組織の自律性が表れる

想定外のトラブルが起きたとき、自律型組織とそうでない組織の差ははっきり表れます。指示待ちの組織では、現場が上司の判断を待ち、上司がさらに上の判断を待つ間に、状況は悪化していきます。一方、自律型組織では、現場が判断基準に沿って初動を取り、同時に上へ報告を上げます。

この差は、平時の積み重ねでしか生まれません。日頃から次のような場面をつくっておくことをお勧めします。

  • 過去のトラブル事例を題材に、「自分ならどう判断したか」をチームで話し合う

  • 現場判断で対応して良い範囲を、具体的な例とともに明文化しておく

  • 自ら判断して動いたメンバーの行動を、朝礼や会議の場で共有し、称える


株式会社ヒヤクの取り組み

株式会社ヒヤクでは、メンバーの主体性を引き出し、自律型組織を牽引するリーダーを育成するための研修を行っています。ティーチングだけでなくコーチングのスキルを実践形式で学び、部下が自発的に動く環境づくりをサポートします。現場で起きている課題を題材にするため、翌日からすぐに現場で活かせるのが特徴です。

当社のコンサルタントは、事業運営や事業再生の現場で、厳しい局面にある組織の中に入り込み、変革を進めてきました。人や組織は変化を嫌い、元に戻ろうとします。その現実を知っているからこそ、研修を一過性のイベントで終わらせず、組織の中に定着させるところまでを重視しています。

まずはお気軽にご相談ください

「指示待ち社員が多い」「現場の判断スピードを上げたい」という経営者様は、ぜひ株式会社ヒヤクへご相談ください。組織風土を変革する第一歩として、リーダー層へのアプローチからお手伝いいたします。まずはお気軽にお問い合わせください。



 
 
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