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経営者の「右腕」となる人材を見極め、引き上げるためのステップ

10月6日
読了時間: 4分

なぜ「右腕」は育ちにくいのか?

「自分の右腕となって、一緒に経営課題に取り組んでくれる幹部候補が欲しい」

「事業承継を見据えて、経営視点を持った人材を育てておきたい」


企業の成長を加速させるためには、経営者と同じ視座で物事を考え、行動できる右腕の存在が欠かせません。2024年、当社は例年の約3倍の業種へとご支援の幅を広げましたが、中でも多かったのが、成長ステージにある企業の戦略設計と組織戦略のご支援です。


事業が大きくなるほど、経営者一人で見られる範囲には限界が来ます。右腕の育成は、成長企業にとって避けて通れないテーマです。しかし、そうした人材は一朝一夕には育ちません。日々の業務の中だけで経営視点を養うのは、非常に困難です。


① 部門の最適化が、全社の最適化とは限らない

現場の管理職は、自部門の成果に責任を持っています。それ自体は正しいことですが、自部門の数字を最大化することと、会社全体にとって最善の判断をすることは、必ずしも一致しません。部門の視点から全社の視点へ引き上げる機会がなければ、優秀な部門長のままで止まってしまいます。


② 経営判断に触れる機会がない

経営者が向き合っている、資金・投資・人員配置・撤退といった判断に、幹部候補が触れる機会は多くありません。結論だけを知らされる立場では、その判断の背景にある考え方は身につきません。


③「誰を引き上げるか」の見極めが難しい

プレーヤーとしての実績が高い人が、必ずしも経営の右腕に向いているとは限りません。成果、人望、思考の深さ、価値観の一致など、何を基準に見極めればよいのか悩まれる経営者は多くいらっしゃいます。


右腕となる人材を見極め、引き上げる4つのステップ


ステップ1:求める右腕像を言語化する

まずは、経営者自身が「どんな右腕が欲しいのか」を言葉にします。自分の弱みを補ってくれる人なのか、事業を任せられる人なのか、将来の後継者なのか。求める役割によって、見極めるポイントも育て方も変わります。


ステップ2:日常の情報から候補者を見極める

候補者の見極めには、営業数値などの定量的な成果だけでなく、研修での発言や提出物、周囲からの評価など、日常的に手元にある情報が役立ちます。私たちがM&Aや事業再生の場面で、組織や人のポテンシャルを見極めてきた際にも、こうした情報から視座の高さや貢献の仕方を読み取ってきました。特に注目したいのは、自責で物事を捉えられるか、会社全体の視点で発言できるかという点です。


ステップ3:全社課題に取り組む機会を与える

候補者には、自部門を越えた全社的な課題を任せます。例えば、コスト構造の見直しや新規事業の立案、部門横断のプロジェクトなどです。自分の部署だけでは完結しない課題に取り組むことで、他部門との調整や経営資源の配分といった、経営に必要な視点が自然と身につきます。


ステップ4:経営陣への提案と実行までを経験させる

課題を分析して終わりではなく、解決策を経営陣に提案し、承認を得て、実行するところまでを経験させます。提案が通らなかった経験も含めて、経営判断の重みを実感することが、右腕への一番の近道です。経営者は答えを与えるのではなく、問いを投げかけ、判断の背景を共有する役割を担います。


見極めの際に陥りがちな落とし穴

右腕候補を選ぶ際、経営者が陥りやすい落とし穴もあります。

  • 自分と似たタイプばかりを選んでしまい、経営者の弱みが補われない

  • 「言うことをよく聞く人」を、経営視点を持った人と取り違えてしまう

  • 候補者を一人に絞り込みすぎて、その人が辞めたときに後がなくなる

  • 期待を本人に伝えないまま、役割だけを増やしてしまう


右腕に求められるのは、経営者の判断をそのまま実行することではなく、ときに異なる視点から意見を述べ、ともに最善の判断を導くことです。候補者は複数名に機会を与え、期待とともにその理由も本人に伝えることで、本人の覚悟と成長のスピードは大きく変わります。


株式会社ヒヤクの取り組み

株式会社ヒヤクでは、現場のマネジメント層をもう一段階引き上げ、経営視点を持たせるための「実践型」リーダーシップ研修を提供しています。自部門の最適化だけでなく、全社的な視点から課題を発見し、経営陣に提案・実行するような演習を通じて、貴社の屋台骨となる幹部候補生を鍛えます。


当社のコンサルタントは、経営戦略の策定と実行支援、事業再生、M&Aなど、経営判断の現場に数多く立ち会ってきました。だからこそ、教科書的な理論ではなく、実際の経営の現実に即した視点を幹部候補の皆様にお伝えできます。


ご支援は、経営者様が求める右腕像を一緒に言語化するところから始めます。そのうえで、候補者の見極めの観点を整理し、候補者に取り組んでいただく全社課題のテーマと、研修・個別支援のプログラムを設計します。


まずはお気軽にご相談ください

「経営を任せられる人材がいない」「幹部候補の育成に本腰を入れたい」とお考えの経営者様、株式会社ヒヤクがお力になります。貴社のビジョン実現に向けた、戦略的な人材育成プランをご提案いたします。まずはお気軽にご相談ください。



 
 
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